コロナ騒動発生から早くも1年

コロナ騒動、最初は確か昨年の12月頃に中国で発生したと記憶しています。とするともう早くも1年が経過したことになります。

ゴールデンウイークの頃には、お盆の頃には、そして、年末・年始には皆様にお目にかかれることを願っておりますと、何回も言い直しをこのブログに書いてきましたが、どうやらまだまだずっと先(来年のゴールデンウイーク頃?)のような気配になってきました。筆者は情けないことにもはや“諦めの境地”になってきました。

パタヤの落書

少々不真面目かも知れませんが、今のパタヤの様子を“二条河原の落書”に倣って書いてみますと、

この頃パタヤに流行るもの

手洗い、マスク、体温チェック

空き部屋、貸部屋、幽霊長屋

売家、安値、でも買い手無し

長引く鎖国で、ビーチはガラガラ

といった感じになるかと思います。

特例で滞在していた外国人が徐々に帰国するものの、依然として外国人の入国には高いハードルがあるため、タイ国内の外国人は減る一方。特別観光ビザで入国出来る外国人の数は微々たるもので、観光地は以前にも増して厳しい状況になっているようです。

ワクチン開発・治験競争

つい先日、フアイザー社とビオンテック社が共同で開発した新型コロナワクチンに高い予防効果があるというニュースが世界中を駆け巡りました(日本も購入に関して合意を得ているそうです)。

また、アルゼンチンではロシア製コロナウイルスのワクチン「スプートニクV」の輸入を12月から開始。

さらにメキシコでは中国のカンシノ・バイオロジクス社が開発中のコロナウイルスワクチン、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン社やドイツのキュアバク社、ロシアの「スプートニクV」など数種類の治験を行うそうです。

今やコロナウイルスという人類の敵に対して、世界中が新薬の開発・臨床試験の先を争っています。

その一方で、ブラジルでは中国のシノバック・バイオテック社が開発した新型コロナウイルスワクチンの治験は、被験者に有害事象が発生したため中止になったそうです。

新薬の開発で怖いのは何と言っても“薬害”。古くはサリドマイド事件、記憶に新しいところでは薬害エイズ事件などがありました。

ブラジルで発生した有害事象に関する詳しい発表はありませんが、新薬の開発を急ぐあまり安全性が疎かになっては本末転倒です。

延期された東京オリンピックを来年に控え、以前のような自由な往来は誰もが望んでいることですが、二次災害、三次災害を引き起こさないよう、新薬の開発には慎重に取り組んで頂きたいものです。