10月31日まで滞在許可
当初『安全保障の観点から自動延長をしない』とのことでしたが、案の定、滞在恩赦期間が再々延長となり、期限が10月31日となりました。まあ、タイなら十分にあり得そうなことでしたが。もっとも、9月26日の期限を過ぎてからの発表には驚きました。
『ビザ切れの滞在者が15万にもいてイミグレーションが対応しきれなかった』『外国人旅行者が入国できない現在、経済振興のため、せめてタイに滞在している外国人旅行者だけは残して欲しい』といった理由から再々延長に踏み切ったようです。
しかし、このようなことを繰り返していれば、多くの滞在期間切れの方々は、今後も滞在恩赦期間の“再再々延長”を期待し、ビザの取得、もしくは出国をしなくなってしまうのではないでしょうか?
また、すでに高い航空運賃を払って帰国された方々、滞在のためにビザを用意された方々は不公平を感じるのではないでしょうか?
既に延長手続きを行った外国人に対して、返金はしないものの11月30日まで滞在許可を与える、また今後外国人は一度に60日間の滞在延長を申請できるといったようなことも合わせて発表されました。
何か釈然としない、今回の措置に対して違和感を覚えているのは私だけでは無いと思います。
自分本位の書き方になってしまい恐縮です。
が、この滞在期限の問題、最終的にどのような形で決着が成されるのか、今後の事態の推移を注意深く見守りたく思います。
10月8日、黒船ならぬチャーター便来る
一方、外国人観光客の受け入れに関しては、10月8日に中国(広州)、10月25日に中国(広州)、そして11月1日に欧州から120~150人規模の観光客がタイへ来るそうです。特に10月8日、中国・広州からの第一陣はプーケットへチャーター便でとのこと。まさに開国、黒船の到来です。
このプーケットで大きなトラブルが無い場合、早ければ11月から隔離期間を14日から7日に短縮する案が出ているそうです。
加えて、まだ正式決定ではありませんが、この隔離期間内でも“ウェルネス・検疫”と称してマッサージとSPAを訪問できる案も浮上しているそうです。これは、多分濃厚接触そのものを意味しているではないかと思いますが、まあこれが無いと味気ない2週間になってしまうので当然の措置かと。
また、9月28日にCOVID-19状況管理センターより、6つのグループ(特別観光ビザ所持者、大会に参加するスポーツ選手、パイロットなどの乗務員、etc)の入国が許可されました。この6つのグループにも14日間の隔離が義務付けられていますが、その中に“日本円で約170万円の預金が6か月以上(コピーの提示)ある長期・短期滞在の希望者”というのがあります。詳細に関しましてはまだ発表されていませんが、今後タイの訪問時には預金通帳の提示が必要になるのでしょうか?タイ入国の敷居がずいぶんと高くなったような気がします。
タイは以前お話しした“収束”へ確実に向かっているようです。そして、今まさに半年以上も続いた“ほぼ鎖国状態”にいよいよ終止符が打たれようとしています。
パタヤの住民としては、欧州のようにコロナ感染が再拡大しないよう、一歩一歩着実に門戸を開きパタヤが以前のような輝きを取り戻すことを願って止みません。