2022年更新
タイの祝日と禁酒日についてのお話です。
タイの祝日は、日本のように海の日、体育の日といった祝日は少なく、ほとんどの祝日は、王室関係の祝日と仏教に関する祝日となっています。
会社によっては祝日を移動し、ソンクラーンや年末・年始の休暇を長くして、帰省しやすくしている所もあるようです。
また、日本ではちょっと考えられませんが、お酒を販売してはいけない“禁酒日”があります。
それでは、まずカレンダーでタイの祝日と禁酒日を見ていきましょう。
なお、仏教に関する祝日は、満月の日となり毎年移動するため日付は毎年変わります。下記の日付は2022年のものです。
1月 | 1日 | 元旦 | |
2月 | 16日 | マカブーチャ(万仏節) | 禁酒日 |
4月 | 6日 | チャックリー記念日 | |
13・14・15日 | ソンクラーン | ||
5月 | 1日 | メーデー | |
4日 | コロネイションデイ | ||
15日 | ヴイサカブーチャ(仏誕節) | 禁酒日 | |
6月 | 3日 | スティダー王妃誕生日 | |
7月 | 13日 | アサラハブーチャ(三宝節) | 禁酒日 |
14日 | カオパンサー(入安居) | 禁酒日 | |
28日 | ワチラーロンコーン国王陛下誕生日 | ||
8月 | 12日 | シリキット王太后誕生日 | |
10月 | 10日 | オーグパンサー(出安居) | 禁酒日 |
☆休日ではありませんのでご注意下さい | |||
13日 | ラマ9世記念日 | ||
23日 | チュラローンコーン大王記念日 | ||
12月 | 5日 | ラマ9世誕生記念日 | |
10日 | 憲法記念日 | ||
31日 | 大晦日 |
まず、ご覧のように、禁酒日は仏教の祝日と重なりますが、オーグパンサー(出安居)の禁酒日は祝日ではありませんのでご注意下さい。
さて、もうずいぶん昔のことですが、カオパンサーの祝日を利用し、タイの田舎へタイのスタッフと遊びに行った時、“サトー”という自家製の酒を屋外で飲んで騒いだことがあります。
タイ人スタッフに『警察に捕まるのでは?』聞いてみますと『この時期は休日を利用して帰省している人が多いので、警察も大目に見てくれる』とのことでした。筆者にとっては懐かしい昔話ですが、田舎、しかもかなり昔のことですので真似はしないで下さい。
なお、禁酒日は、街中のレストランや飲食店では飲酒は出来ませんが、ホテル内でのレストランでは飲酒が可能です。
また禁酒日には、コンビニやスーパーで酒類を購入することは出来ませんが、裏通りの酒屋などではこっそり売ってくれる所もあります。
そうそう、“街中のレストランや飲食店では飲酒は出来ませんが”と書きましたが、アイスペールにお酒を入れて提供してくれるお店もあるようです。
えっ、選挙の日も禁酒?!
次に、要注意事項として、タイでは選挙の投票日の前日の18:00~当日24:00が禁酒となります(時間が変更になる場合もありますのでご注意下さい)。
理由は、酔って判断を誤らないように、接待などの不正行為を防ぐ、選挙に関して喧嘩が起きないように、などの諸説があるようです。
日本の選挙も不正や喧嘩もあるのでしょうが、だからといって禁酒にはならないかと思います。この禁酒日は、いかにもタイらしいと感じました。