あと1ヶ月程で、オミクロン株「BA.4~BA.5」がタイのメイン種になると予想されます。
ラマティボディ病院医学部ゲノムセンター長は、あと1カ月もすれば、BA.4とBA.5の両方のオミクロン亜種のCovid 19が、現在の主流であるBA.2に代わってタイの主要な流行株となるだろうと述べています。
ラマティボディ病院医学部ゲノムセンター長のワサン名誉教授は、BA.4とBA.5の発生が中程度であるとのタイ国内の全体像を明らかにしています。
メディカル・ゲノム・センターの無作為抽出により、国内人口の0.6パーセントのうち、BA.4 37例、BA.5 58例、BA.2 32例、これは増加の始まりであると見ています。
したがって、現時点では、タイでのBA.2の発生は減少傾向にあり、1ヵ月後にはBA.4とBA.5が主体となると思われます。
BA.4とBA.5を含めると、我が国の状況は、ヨーロッパの多くの国の流行とは異なり、特に最初に流行した南アフリカは減少傾向にあり、次いでポルトガルも減少しています。
症状の重さと流行速度については、BA.2が多く発生している国では、BA.4とBA.5の発生はあまり増加しない事が報告されています。しかし、この種類は、608グループに感染しやすく、重症化しやすいです。
全体として、症状のある患者はBA.2と変わらないが、ほとんどが既往症で、通常通り自宅で投薬が受けられ、症状もそれほど重くはないと考えられています。
医学局長のスパキット博士は、タイのCovid-19患者における株検査結果から、BA.4とBA.5の株がまだ増えていると述べています。 感染率と重症化に関しては、より詳細な情報を収集しています。 7月4日(月)には、改めて明確な声明が出される予定です。