ハイシーズンですが

タイ気象局の発表では、雨季が終わり乾季になったとのこと。少し前まで連日降っていた雨が嘘のような日々が続いています。

いよいよハイシーズン到来。昼間はいつもの暑いタイですが、朝晩はめっきり涼しくなりました。暑いのが苦手な筆者にとっては大変ありがたい季節です。

先週末は、乾期に入って初めての週末、しかも3連休でCentral Festival Pattaya前では“Eastern Colorful Beach Road Festival”が催されていました。

盛況であったとの評判なのですが、23日(金)の夕方はオールパタヤ前のセカンドロードは若干の渋滞が見られたものの、それ以外の日は渋滞もほとんど無く、いつもの静かなパタヤでした。

タイ政府は休日を増やしたり、パタヤでは様々な催し物で来訪者を増やすことによって、なんとか観光地を潤そうとしておりますが、残念ながら期待したほどの効果は出ていないようです。

高い隔離のハードル

最近、オールパタヤに頂いたメッセージの中に『タイに行きたいですが、私の有給休暇は年間14日間しかなく隔離期間で終わってしまいます。』というのがありました。

私も以前は日系企業のサラリーマンでしたのでこのメッセージ、痛いほど良く分かります。

今回、中国から特別観光ビザで来タイされている方々に問題が無ければ、隔離期間を1週間~10日程度に短縮することを検討するそうですが、それでも日本人の方々には高いハードルかと思います。

日本の会社ではただでさえ有給休暇は使いづらい、ましてやまとまって14日間を申請・取得するには相当の勇気が必要です(休暇明けは机が無くなってる!?)。

また、現状、特別観光ビザによる入国の場合、最低30日間の滞在が条件のようですが、バカンス好きのフランス人の方々でも、1カ月間まとめて休暇を取得される方、1カ月間丸々お店を閉める方は少なくなってきているようです(夏と冬の2回に分ける方が主流だそうです)。

農業に従事されていて、農閑期を利用されて来タイされるような方々には問題無いのでしょうが、会社勤めの方々には“隔離”というハードルが無くならないと簡単にはタイへ遊びに行けないのでないでしょうか。

疲弊するパタヤの街

少し前“シャッター街(通り)”という言葉をテレビや新聞で見かけました。過疎化が進み衰退した商店街を形容した言葉ですが、他人事には思えなくなってきました。

下の写真は、オールパタヤのすぐ横にあった中国の方々へのお土産品屋とCentral Festival地下1階の入り口横にあったKFCの現状です。

タイ政府は、特別観光ビザで1カ月に1,200人程度の観光客を迎える計画だそうですが、このままでは外国人旅行者が以前のようにパタヤへ戻って来られる前に、パタヤが“シャッター街(通り)”になってしまうのではないかと心配になります。

もっとも、プーケットでは地元の方々の理解が得られず、当初の予定であった中国からの旅行者の滞在がキャンセルになってしまったとか。EU諸国のスペインでは再度の非常事態宣言、イタリアでは午後6時以降の飲食店の営業禁止、そしてフランスでは10月17日から夜9時から朝6時までの外出禁止、といった状況を踏まえると致し方の無い判断なのなのでしょう。

1日も早くコロナ騒動が収束してくれることを願って止みません。