コロナ感染と格闘するタイ

3月下旬、バンコクのナイトクラブで発生したコロナ感染があっという間にタイ全土に拡散。せっかく10日間に短縮された隔離期間も再び14日間に逆戻りとなりました。

そして、日本政府は5月18日より危険レベル3に引き上げ、タイへの“渡航中止勧告”を出しています。

一進一退のタイ

タイのコロナ感染の拡散状況は、まさに一進一退を続けています。ようやくワクチン接種は始まりましたが、刑務所や工場などの“3密”を避けられない場所で集団感染が発生し、収束に向かっているとは言いにくい状況が続いています。

特にパタヤのあるチョンブリ県の工場で、今週86名の方が集団感染をされたという衝撃的なニュースが報道されました。

さらに、北部チェンライ県ではバンコク都、ノンタブリ県、パトゥムタニ県、サムットプラカーン県からの入境者には72時間以内の陰性証明かワクチン接種済み証明の提示を義務付け、提示が出来ない場合は県が提供する隔離施設で14日間の隔離検疫が必要となりました。

また、東北部のブリラム県ではワクチン接種を拒否した場合、罰金もしくは懲役が科されるという大変厳しい措置も取られているようです。

プーケット島、7月から解禁!?

一方、観光地であるプーケット島では7月からワクチン接種済みの方を隔離無しで受け入れる準備を進めています。この試みでは、プーケット島で一週間滞在後にPCR検査を実施し、陰性であればタイ全土への移動が可能となっております。

プーケット島で大きな問題が発生しなければ、ワクチン接種済みの方の隔離無しでのタイ入国へ大きく前進するものと思われますので、何としても成功して欲しいと願っております。

今、パタヤは

レストランでの飲食は可能になりましたが、やはり飲酒は不可となっています。

ただ、店内着席率25%(4人掛けのテーブルに1人)というルール、お隣のCentral Festivalではあまり守られていないようでした。もっともタイスキや焼肉を食べる場合、このルールを守ろうとすると効率が悪く無理があるのではと思いますが。

しかし、Bar Beer、Go Go Barは相変わらず不可ですので、活気のあるパタヤとは言い難い状況が続いています。以前はマッサージ店などに“Rent/Sale”の札がかかっていましたが、最近は筆者が住んでいる住宅街でも“Rent/Sale”の札が目立つようになってきました。

気がかり、心配の種が尽きない今日この頃のパタヤですが、今年こそハイシーズンには隔離検疫が撤廃され、出入国が自由になり活気溢れるパタヤが復活することを願って止みません。