『中度感染危険国の日本』

このようなことを書くと日本で生活をされている方々からお叱りを頂戴することになるのかも知れませんが、タイから日本を見ていると不思議なことがあります。

なぜ、日本はコロナ感染者数が一向に改善しないのでしょうか?

日本は島国ですので、密入国はほぼ不可能です。日本への入国は空港か港しか手段がありませんので、きちんとチェックすれば問題が無かったのではないでしょうか?

また、衛生環境はもちろんダントツで世界最高水準を維持していると思います。

さらに、欧米と異なりマスク着用の文化は定着していますし、室内は土足厳禁、外出から戻った後のうがいや手洗いもきちんと行われているかと思います。

それなのに、最近になりコロナ感染者数がまた増加傾向にあるとのこと。1日のコロナ感染者数が1,000人以上というのは、タイにいる私にとってちょっと理解に苦しむ状況です。

このブログに政治的なことを書くつもりは毛頭ありません。ただ素人考えですが、思い切った対策を講じないと、治療薬や予防ワクチンが認可されるまで事態が改善されないのではないかと心配になります。

タイ保健省が定める新型コロナウィルス感染拡大国リストによると、日本は“低度感染危険国”ではなく、“中度感染危険国”に指定されています

 そのため特別観光ビザを取得されてもタイへの入国は出来なくなってしまいました。

本当に残念でなりません。

春節にトラベルバブル!?

トラベルバブルに関しましては、このブログでもだいぶ前に何回か書いたことがありますが、その後対象国においてコロナ感染者数が増加したため立ち消えになっていました。

しかし、この度タイの観光スポーツ省は、来年の春節(中国正月)に向けてトラベルバブルに関する話し合いを中国と開始したようです。

中国国内の低リスク省のみからの受け入れを検討しているようで、約20省程度からの入国が対象となっており、この約20省だけでも8億人程度の人口があるとのことです。

日本が取り残される!!

タイと中国によるトラベルバブルの二国間協定が合意に至れば、中国からの観光客の方々は隔離無しでの入国が可能になります。

そして、中国との合意が成立すれば、ベトナム、ニュージーランド、オーストラリア、台湾といった“低度感染危険国”からトラベルバブルに関する協議が順次始まるかと思います。

しかし、日本が“中度感染危険国”のままですと、トラベルバブルの協議の順番において後回しにされる可能性があります。このままでは、日本の皆様にお目にかかれるのは、来年のゴールデンウイーク以降になってしまいそうな気配です。

収束は無理でも、コロナ感染者数を減らして何とかタイ保健省が定める“低度感染危険国”の仲間入りを目指して欲しいと願っております。